日本・飛鳥
聖徳太子(厩戸王)
和を以て壮大な雅楽を奏で上げる静かなる祈り
飛鳥時代。豪族たちが血で血を洗う権力闘争を繰り広げていた激動の日本において、武力ではなく「対話」と「法」で国をまとめ上げようとした一人の皇族がいました。聖徳太子(厩戸王)です。
「一度に十人の訴えを聞き分けた」という有名な伝説は、単なる知性や記憶力の誇張ではありません。彼がどれほど人々の異なる声に耳を傾け、そのすべてを聴き逃さずに一つの「和」へと昇華させようと深く耳を澄ませていたかを示す、美しい暗喩に思えます。 今回は、この若き政治家であり思想家でもあった彼の内面を紐解いてみましょう。
— noteの記事の導入部分より