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日本・平安

坂上田村麻呂

守ろうとした手で死地へ送る

平安京の中枢、天皇を頂点とする公卿たちが並ぶ冷徹な空間に、ひとつの怒声が響き渡りました。

「彼らの願いを容れ、彼らの力で東北の仲間たちを平定させるべきだ」

声を上げたのは、長年にわたる泥沼の戦いを制し、蝦夷を平定したばかりの征夷大将軍・|坂上田村麻呂《さかのうえのたむらまろ》です。

朝廷が「野性獣心、反復無定」と忌み嫌い、打ち倒すべき獣とみなした敵将・阿弖流為(アテルイ)と母礼(モレ)の助命を、軍の最高責任者である彼だけが真っ向から嘆願していました。国家の武力を象徴する絶対的な将軍が、手柄の首を差し出すのではなく、敵と共に生きる道を都の中心で叫んだのです。

しかし、その祈りにも似た反論が聞き入れられることはありませんでした。

天皇の命令に逆らう権限など、一介の実務官僚であり武門の家柄である彼には与えられていませんでした。なぜ彼は、どうすることもできない巨大な壁を前に、自らが捕らえた敵将の命を守ろうとしたのでしょうか。

— noteの記事の導入部分より

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資質がよく似た偉人 5つのうち3つ以上が一致

イサベル1世3/5
ヨーロッパ中近世 祈りを「実務」で武装させた女王。狂信と理性が織りなす、帝国の設計図
信念戦略性達成欲目標志向指令性
アグリッパ3/5
古代ローマ 友の夢を「形」にし、帝国を完成させた男
信念アレンジ責任感調和性達成欲
龍且3/5
中国・秦漢 「猛火の忠誠」と、自負が招いた濰水の悲劇
信念自己確信達成欲活発性指令性
加藤清正3/5
日本・戦国 不落の城に「永遠の義」を刻む
信念アレンジ責任感達成欲指令性

この人物の資質の系譜

資質の系譜

適応性の系譜: 計画性のない自分を責める日々。その「軽やかさ」が、歴史の荒波を乗りこなす変幻自在の航跡を刻んだ

「計画通りに進まない」。世間が予定外のトラブルに腹を立て、行き詰まりを感じて立ち止まる場所で、むしろ心が静かに凪いでいくのを感じることはないでしょうか。ガチガチに固められたスケジュールや仕組みに息苦しさを覚え、刻一刻と変…

適応性
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資質の系譜

調和性の系譜:波風を立てまいと「自分の声」を飲み込む苦しさ。その板挟みのクッションが、崩れゆく世界を繋ぎ止めた

日常のなかで、誰かと誰かが激しく意見をぶつけ合うとき、居たたまれない息苦しさを覚えることはないでしょうか。勝敗や正論よりも、なぜ彼らは穏やかに手を取り合えないのかと心を痛め、波風が立つくらいなら一歩引いてやり過ごそうと沈…

調和性
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資質の系譜

達成欲の系譜:休むことに罪悪感を抱き、限界まで止まれない。その「終わりのない渇き」が、前人未到の荒野を切り拓いた

せっかくの休日、手帳に何の予定も書き込まれていない空白のページを見ると、ふいに心がそわそわして落ち着かなくなることはないでしょうか。休息を取るべきだと頭では分かっていても、何かタスクを片付けなければ一日を無駄にしてしまう…

達成欲
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資質の系譜

指令性の系譜:「強引だ」「冷たい」と敬遠され、孤立を深める葛藤。その「退路なき号令」だけが、混迷の霧を切り裂く光となった

誰もが責任を回避して顔を見合わせ、言葉を濁している会議室。あるいは、方向性を見失い、ゆっくりと沈没へ向かっているプロジェクト。そこでただ一人、「決めましょう。進むべき道はこれしかありません」と声を上げ、決断を下してしまう…

活発性
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